G-MISからWAM NETへの移行について
●医療法人の事業報告書等・経営情報等の新報告システムへの移行
令和7年4月から、医療法人の事業報告書等・経営情報等の電子的な提出を行うシステムが、G-MISから新システム(WAM NET)へと移行します。これは、利用者の利便性向上とデータ収集及び分析を一元的に行えるようにするためであり、また、電子的提出率の向上を図る目的もあるようです。ご利用にあたっては、事前の申請が必要となります。
利用申請は、福祉医療機構のウェブサイトの専用フォームで行います。令和7年2月28日までに申請をすると年度内にIDが発行され、3月中に申請すると4月以降にIDが発行されます。厚労省では、早めの申請を呼びかけています。
●新システムの機能改善点
・IDの発行にかかる所要時間が短縮
・利用者の希望に応じた入力・データ登録方法の充実
・入力内容の整合性チェック機能の導入
・前年度に登録した情報の自動入力
●ご留意いただくこと
・既にG-MISの法人IDを発行している医療法人様は、引き続き同じIDを使用可能ですが、改めて利用申請が必要です。
・令和7年4月1日以降は、専用フォームからの申請をすることができなくなるため、別途各都道府県への申請が必要になります。
・事業報告書等は、引き続き紙での提出も可能です。
・現在G-MISでご報告されている法人の皆様へ
G-MIS上でご提出いただいた事業報告書等・経営情報等の電子データについては、令和7年4月以降は閲覧も含め利用が出来なくなります。
●最後に
医療法人の事業報告書等・経営情報等の報告は義務化されています。
未報告の場合、都道府県知事の医療法人への指導監査権限により、対応されることも想定されます。この移行を機に、ご自身の法人での報告状況や提出方法を再確認していただくとよいのではないでしょうか。
弊社では、医療法人の事業報告書等・経営情報等の報告や提出管理のサポートも行っています。
ご相談やご興味のある方はぜひ弊社へお問い合わせください。
コラム執筆者
税理士法人アミック&パートナーズ
アミック行政書士事務所